ホーム リーダーシップ リアルなビジネス環境を楽しむ〜日本ストラタステクノロジー社長ブログ vol.29 

リアルなビジネス環境を楽しむ〜日本ストラタステクノロジー社長ブログ vol.29 

3年ぶりにパートナーイベントをリアルに開催

11月は第3四半期の締月であり、新年度の事業計画を検討し始める月なので、比較的繁忙な月であると言えます。また、3年ぶりにパートナーの皆さんを会場に招待するリアルのイベントを開催することができました。それに加えて私事ではありますが、中旬には「ねんりんピック2022」というシニアの国体のようなイベントに選手として参加したり、勤労感謝の日に次女の結婚式・披露宴があったり、本当に重なるときは重なるものだと感じています。コロナ禍はまだまだ決して油断はできませんが、ビジネス上でも、プライベートでも人々が集まって顔を合わせてリアルな環境で活動をすることが日常的になってきたなと感じます。  

11月30日に実施しました『Stratus Partner Day 2022』は、今年10月に開業したばかりの九段会館テラスで開催されました。パートナーのエグゼクティブの方々を招待しましたランチョンでは、窓からお濠越しに日本武道館を眺めるような部屋を使用しました。このイベントもリアルで実施するのは3年ぶりということになります。過去の2年間はネット上での仮想環境での開催でした。今年は、米国のVPであるStephen Greeneも来日して、グローバルなビジネス動向や業績をお伝えするとともに、SGH社による買収に関しても説明させていただきました。私からも日本の事業の現状と今後の方向性を共有させていただきました。弊社パートナーのアイキューブディジタル様やエンドユーザー様にもご講演いただき、6社のパートナー企業様の展示もあり、大変情報量の豊かなイベントになったのではないかと自負しています。懇親会まで多くの方々にお付き合いいただき、本当に感謝申し上げたいと思います。  

設備投資は増加基調の見通し

いくつかの経済レポートをみると、景気の回復基調は崩れていないと判断されています。日本経済は内需主導で緩やかな回復が続く見通しのようです。個人消費は、サービス関連の積みあがった需要を中心に回復が本格化することで、増勢が加速するようです。物価上昇が家計の購買力を下押しするものの、政府の物価高対策が悪影響を緩和することが期待されます。設備投資は、大企業を中心に高水準の企業収益が続いていることに加え、デジタル化関連や環境関連などへの投資意欲が強く、増加基調が続く見通しであると言われています。このような時期に今回のパートナーイベントをリアルに開催することができて、よいタイミングであったと思っています。

サッカーワールドカップを見て

さて、このブログは12月5日に書いています。深夜の12時よりサッカーワールドカップの決勝リーグで日本代表がクロアチア代表と試合をする日です。最善をつくして勝利をつかみ、これまで経験することのなかったベスト8に進出することを願っています。予選リーグのスペイン戦では、三苫選手のゴールライン上ぎりぎりでの折り返しが内側なのか外側なのかで話題になりました。私も各種のボールスポーツでのルールの違いをあらためて学んだ次第です。ちなみに、サッカーとルーツが一緒のラグビーフットボールではライン上は外側の扱いになります。一方で、サッカーでは接地面が外にでていても上部から投影してボールの一部がラインに触れていれば内側であるとのことです。テニスやバレーボールではライン上はインつまり内側で、接地面で判定されるようです。

今回の三苫選手の折り返しと田中選手のゴールは、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の判定を経ていますので、ルールに沿っていると確信できるものです。しかも、VARで使用される技術はカメラによって判定する映像技術だけではなくて、ボールに埋め込まれたチップを使用して正確に位置を特定するトラッキングシステムも使用されているそうです。外周にめぐらされたアンテナと連動し、ラインにかかっているがどうかを1mm以下の単位で計測できるのです。スポーツにもIoTそしてエッジの技術が利用されて、映像だけの人為的な判断ではなくなっていることに驚きました。

カリフォルニアへの出張

実は今晩出発で2年ぶりに米国出張をします。従いましてクロアチア戦はリアルタイムでは観戦できない可能性が高いです。機上でWifi接続の観戦にチャレンジすることになります。2年前までの出張では、ストラタスの本社の所在するマサチューセッツ州のメイナード市を訪問していましたが、今回はSGH社の本社が所在するカリフォルニア州のミルピタス市を訪問することになります。ミルピタス市はサンノゼ市の北に位置し、メキシコのスペイン語で「トウモロコシ畑」を意味するようで、1954年に市が誕生した際には800人台の人口だったようですが、今ではシリコンバレーの一角をなし、コンピューター技術などのハイテク産業が盛んで住民は6万人を超えています。世界中からたくさんの技術者が集まり、アジア系の住民数はアメリカ出身の住民数とほぼ同じくらいの割合のようです。

今回のミーティングはSGH社の各部門責任者が集まったSummitと、ストラタス内部での四半期ビジネスミーティングの2本立てになっています。後者は何度も四半期毎に参加しているものですので概ね流れがわかりますが、前者は初めての経験で楽しみにしています。ハイパフォーマンスコンピューティングやAIなどの、ストラタスのビジネスを補完するような技術領域についても興味を持って学びたいと思います。次回以降のブログにも掲載する可能性がありますので、楽しみにしていてだければと思います。

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